パパにもできる赤ちゃんの寝かしつけのコツ①
ここでは、お乳のでないパパにもできる赤ちゃんの寝かしつけのコツをご紹介します!!
妊娠・出産と身体にも心にも負担をしいられるお母さんを少しでも手助けしたいと思ってもなかなか赤ちゃんをうまくあやせないお父さんも多いのではないでしょうか?
そんなお父さんの為にも、3児の子をもち鍼灸指圧マッサージ師・保育士でもある私個人の経験を少しでもシェアしたいと思い書いてみます(@0@)
あくまでもご参考まで・・・。
産まれて間もない赤ちゃんは羊水で守られたお母さんのおなかの中から劇的な環境の変化を経て誕生してきます。
解剖学者の三木茂夫先生によると胎児は生命進化三十億年分の過程をお母さんの体内で経て“人”として誕生するそうです。まさにお母さんは母なる大地ですね。
単細胞から約40兆もの細胞をもつ人へとスーパー進化を経て誕生する赤ちゃんですが、誕生時にはやさしく守られていた羊水の中の環境から肺呼吸を強いられ自分で栄養を取らなければならない厳しい環境へ一瞬で移行して産まれてきます。
赤ちゃんは、そんな劇的な変化を経て成長していくので、まず分かってあげたいのは、赤ちゃんは泣いて当たり前!!だということです。
赤ちゃんは泣くものだという前提(うるさいと思わず)で、赤ちゃんを見ていると泣いている裏側のココロが観えやすくなってきます。
まず生物としての基本的欲求はどうでしょうか?
①お腹が減っていないか?(食欲)
②眠たくないか?(睡眠)
③小便大便をしていないか?またはしたくないか?(不快)
この3つが満たされていない場合は、まず基本的欲求を満たしてあげましょう!!
①②③が解消されているのにまだ泣いているのは「ぐずる」という状態の場合が多いと思います。
そのような状態は赤ちゃんが不安になっているということですので如何に赤ちゃんを安心させてあげられるかという事が大切になってきます。
私が実践していたのは、如何にしてお腹の中の環境に近づけてあげるかということです。
お腹の中の環境とは・・・?
狭く・暗く・温かく・お母さんの心臓の鼓動を感じ・何となく外の音が響き・へその緒から栄養を吸収しているような環境・・・そんなイメージかなと思います。
そこで赤ちゃんが丸まるようにギュッと抱き・部屋を薄暗く・毛布などで包んであげて・背中を手で優しくトントンとリズミカルにたたき・静かに子守唄を口ずさみ・赤ちゃんのお腹と自分のお腹を密着させてあげる・・・そうしていると赤ちゃんが安心してウトウトしてくれることが多いです。
簡単なことですが、赤ちゃんをあやすのはママしか無理!!と諦めずにまずは試してみてください。
赤ちゃんからは学ぶことが多いので楽しんで子育てしてもらいたいと思います。
参考文献:三木茂夫「生命とリズム」
※何をしても泣き止まない場合は医療的措置が必要な時もありますので必ず医療機関を受診してください。